たまりば

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2011年05月08日

避難所のメニュー

避難所には毎日、自衛隊の皆さんが、物資を運んでくれます。
運ばれた物資は、避難所側の管理になります。

食材がたくさん届いたからといって、
豪華なメニューが出されることはありません。

身体が一番弱っている方にとって好ましくないものは出されません。
(100人中、1人でも、飴をのどに詰まらせる可能性がある場合、
99人の健康な人にも飴の提供は禁止です)

厳しい管理下の中、
少しでも和んで、元の生活に近づいてほしい、というボラメンバーが、メニューボードを作成しました。
避難所のメニュー
ダンボールと折り紙で作成。
クリアファイルを貼り付け、メニュー表を差し替えられるようにしました。

シンプルな献立でも、メニューボードに書かれていると好評でした。
「お店にいるみたいだね」
「お昼は温かいスープなの?楽しみ!」
「次はパンなの?お腹の調子悪いから、お粥いただきたいんだけど」






メニューボードと平行して、同じボラメンバーが取り組んだのが、業務のタイムスケジュール作成でした。

ボラ初日、寝不足のまま現地入り、
2日目には自主的に動き、
3日目には新人指導、
4日目は帰宅、

という短期ボラが多いため、
先輩がいなくても業務を遂行できるマニュアルが必須でした。

下書きする人、チェックする人、PCに打ち込む人、
一つの漏れもない、わかりやすいタイムスケジュール表が完成しました。

業務は日々変化することも考え、データにして、
共同支援ネットワーク石巻事務所の事務局に渡しました。

避難所のメニュー
マニュアルを持ち歩かない人がいることも見越したボラメンバーは、
配膳台車にも、チェック事項を張り出しました。

それでも見ない人は、調理室と体育館を行ったり来たりしなければならない、ということです。




このタイムスケジュール表は、
わずか1週間で、消えてしまいました。

新人に配られていない。
事務局のどのPCに保存されているのか伝達共有されていない。

この件には続きがあるので、また書きます。



ボラン



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    Posted by しゃべろう会  at 10:58 │Comments(0)東日本大震災ボラ

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