被災者の自立支援

しゃべろう会

2011年05月09日 10:53

被災者のためと思って、何でも与えて何でもやってあげるのは間違っている、ということを多くの専門家が言います。
介護の世界でも「自立支援」がお題目のように叫ばれています。

ただ、この現状で、果たして自立ができるのでしょうか。

自分で洗濯したくても、洗濯そのものが禁止されている。
炊き出しの手伝いをしたくても、調理室の立ち入りを禁止されている。
要介護者に、日中の服と、寝巻きを着替えさせたくても、余分な衣類の支給がない。



そんな中、誰とも揉めないアプローチで、自立支援に取り組んだボラメンバーがいます。

ダンボールで作ったテーブルです。

布団の上に、直接、お椀や湯のみを置いて食事する高齢者が多いため、
安定した台に食器をのせ、姿勢正しく座ることを目的に作られました。
写真は、右脚を伸ばして座る人用のテーブルです。

高齢者自身の自立と、これを作成する家族やボラの自立にも繋がります。



もう一つ、物資でよく入ってくるクロワッサンの空き箱を使ったくつ入れです。

被災者とボラの共作です。


さらに、もう一つの力作。
体育館の出入り口の段差に、スロープの共作があります。

(写真は、ボラメンバー提供)

車椅子でも、体育館の外に出ることが容易になりました。



ボラン


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